数回の撮影で色々と気づきがありすぎて、私は覚醒してしまったと思います。

順番に撮った写真や学んだことを列挙していくぜ
1.ポートレートにおけるモデルさんの重要さを再認識した。
一番最初にモデルを引き受けて頂いたエリス梨亜奈さんは立ってるだけで絵になる方でした。
元々、ポートレート写真ってモデルさんが「9」でカメラマンが「1」ぐらいのウエイトで出来てる気はしてましたが、
モデルさんが「9.5」でカメラマン「0.5」ぐらいかもしれんと認識を改めました。
上の写真は、私は凄く気に入ってますが、単なるバストアップの写真なので、
はっきりいって、それなりのカメラ機材さえあればシャッター押すだけで誰でも撮れますからね。
また、需要と供給という点からみても、私のようにそこそこ器用にカメラを使うカメラマンは腐るほどいますが、
(私の近所だけでも写真が上手い定年退職して暇してるオッサンが10人はいる。)
写真を撮らせてくれる魅力的な女性って、めったにいませんからね。
考えてみれば風景写真だって一流の方々は、場所や時間や天候を睨みながら撮影する対象を突き詰めますよね。
ポートレートにおいて、モデルさんが重要というのは当たり前と思いつつ認識が甘かったなと。
2.普通に撮っただけでは満足いかなくなって、何かしらテーマを入れたくなる。
この写真は、モノトーンな背景のロケ地で、原色ピカピカな着物を着てもらって一定の効果を狙って撮りました。
かわいいモデルさんは、普通に撮ればかわいく撮れますし、
美人なモデルさんは、よほど悪意ある撮り方をしなければ勝手に美人に撮れてしまいます。
モデルさんを綺麗もしくはかわいく撮るという事だけを目的にしていると、撮影が始まって何枚かシャッター押しただけで「あ、撮り終わっちゃった・・・」って感じになります。(私はなりましたw)
以上の理由から、綺麗もしくはかわいく撮るという意識から解放され、撮影に余力が出来て、他の事に意識が回せる気がします。
(撮影目的は色々だし、人にもよるだろうけど)
有料のモデルさん2回目の琴音様の撮影では、初めてどんな写真を撮るのかイメージしてから狙いをもって撮影が出来ました。
3.モデルさんとは、一緒に作品を作ってくれる頼もしいパートナーであると知る
「モデルさんが美人なだけやんけ、何が作品じゃボケ!」
と言われても特に反論はなく、そのとおりだと思いますし、
私自身、よく「作品作り、作品作り」と言っている微妙なカメラマンに同じようなことを思っておりました。
でも、私がここで言いたいのは、その類の話ではなく、
モデルさんが少しでも良い写真にしようとして一緒に頑張ってくれるという事。
私は主に会社のWEBサイトの為に写真を撮っているのですが、
被写体は、普段は別な仕事をしている事務員さん達が勤めてくれてます。
それぞれ、かわいい子達で、別に被写体なんてやる必要もないのに、
私が困ってるから被写体をかってでてくれるという素敵すぎる子達なのですが、
なにぶん、別に被写体をやりたいわけでもなく、さらに本業の合間の限られた時間でやってくれてるので、
「別にこんなもんでいいんじゃないですか、もう十分撮れましたよ」
って台詞が目立つんですよね。
立ちポーズの前後ろを1枚づつ、しゃがみポーズ1枚で「はい、終了」って感じです。
まあ、確かに撮影の主目的はそれで果たされてますので間違いでもないんですが、
それでは、写真が上手くなりようがないんですよね。
上の写真は、琴音様に「元ヤンっぽいイメージでお願いします」と気軽に頼んでみたら、
マジで演じてくださってる図です。
感激しました。

写真の楽しさ、可能性を教えてもらった気もする
4.同じモデルさんを撮っている他のカメラマンの写真が参考になる。
と言っても、他のカメラマンの写真を勝手に載せるわけにもいかないので、これは私の写真ですが。
同じモデルさんを撮るという事は、被写体が一緒なわけですから、
凄くいい写真を撮ってる人と、自分との差がハッキリ分かっちゃいます。
「あ~、なるほど、そ~いうふうに撮るのか~、上手いな~」とか勉強になります。
加えてロケ地もモデルさんの移動可能な範囲内に限定されますので、撮影場所も、みなさん似たようなところになります。
私の場合は京都なので、京都駅とか鴨川とか嵐山とか ほとんど知ってる場所が多いです。
5.定期的にポートレート撮影をする機会が得られる。
ポートレートの何が難しいかって、「モデルさんがいないと撮る事も出来ない」って事です。
着物ポートレート撮ってま~す!って空気を醸し出してる私ですが、
エリスさんの撮影が、実は半年ぶりのポートレートだったりします・・・
WEBサイトに掲載不可という条件で、時々、会社のかわいい子が撮らせてくれてたので多少は撮影機会もありましたけど、
(その子が、大きすぎるカメラは一緒に歩くのが恥ずかしい、PENTAX KPの方が小さくて外見がかわいいというから、本当はK-1が欲しかったのにKPを買ったというぐらいに めちゃくちゃ美人でかわいい。)
やはり上手くなろうと思ったら、もっとコンスタントに撮影機会がないと無理ですよね。
ただ、お金を出せば綺麗なモデルさんをいくらでも撮影できるかといえば、そんな事はなく、
やはり、良いなと思うモデルさんは人気すぎて撮影の予約も凄く先になってしまうし、
モデル事務所に所属してる方は権利関係が怖くて嫌だし、ロケ地や衣装が決まってる撮影会は面白味がないなぁ~とか言ってると、
まったく見つからないですが・・・
まとめ・感想
ポートレートを撮ってる、もしくは撮りたいと思ってる方は、一度ぐらい、自分の好きなモデルさんを見つけて依頼してみるべきと断言します。
来年2019年は、プロのモデルさんへの依頼を含め、ポートレート撮影の機会を増やして、
そろそろ、単なる撮りました的な写真ではなく作品として作りこんだものを作っていきたいなと思ってます。
最近、カメラの操作には一通り慣れて、目標がない状態というか、飽きつつあるというかでモチベーションが低下してたんですが、
急に写真に対しての熱が上がったのも、撮影機会をくださったエリスさん、琴音さんのおかげだなと思います。
もし、モデルさんへの初めての依頼で邪悪な女の子と遭遇していたら、挫けて泣いてたかもしれない。
エリスさん、琴音さん、ありがとうございました~~~

今度は夜のポートレートに挑戦してみる予定
過去、二度ほど夜景ポートレートは失敗に終わっているが、次こそは上手くいく気がしてる