この池と山写さんが教えてくれた

大覚寺の大沢の池
ふと立ち寄った大覚寺の池。

覚醒のキッカケ

ブラウン野郎

写真が趣味の人なら「肉眼で見ると凄く良いのに写真に撮ると普通・・・」って経験あるよね

加齢が原因な気もしますが、ちょっと寂れて静かな感じが、
私がこれまでに見た紅葉スポットの中で一番なんじゃないかと思うぐらいに良い!と思ったんですよ。

でも、写真に撮ると普通の池。
う~む・・・・・・

普段ならば「写真の眼と肉眼は違うからね、あはは」で終わるところですが、
妙にこの時のこの場所を気に入ったので、なんとかして もうちょい自分の感じてる良さを写真に込めたいな思ったのが、今思えば覚醒の予兆でした。

で、写真に写らなかった良さとは何なのかを考えた結果は以下。

  1. いい感じの空間の広がり。
  2. 各パーツが生み出す寂れた感じの風情
  3. 気持ちの良い気候と風。
  4. 良い季節になってまいりましたなぁ~って思い

2と3と4は、どう表現していいか分からないが、1は比較的どうにかなりそうだと思い挑戦しました。

ブラウン野郎

もっと広角なレンズで撮れば広さが表現できると思ったものの
そんなもんは持ってない

写真にデッサン力は必要か?
で、自分なりに考えてやってみた写真。

  1. 近景(手前の地面と柵と木の枝)
  2. 中景(池に浮いてる島)
  3. 遠景(遠くの山)

という奥行きを出しやすい特徴的なパーツが揃ってるので、この構図を選んで撮りました。

で、家に帰って遠近感を強調しようと思い、
lightroomで近景はシャープを上げて、遠景は彩度やかすみの除去を下げてたりしてたら、
これ、絵のデッサンとやってる事は一緒だなと気づきました。

ブラウン野郎

ちなみにこの写真も この池の良さが表現できたとも思ってないし、理屈こねるほど遠近感も空間も感じられない
後述するけどカス野郎のカス写真です

以前からツイッターで山写さんは、デッサンと色彩学の必要性を説いていた。

山写さんとは

ツイッター
WEBサイト

別格。僕の中で、これこそが写真ってのを撮る人。

あと、行った事はないけど、写真の学校ではデッサンの授業があるらしい。

ブラウン野郎

俺、なんか凄い事に気づいたみたいな記事書いてるけど、学校に行けば普通に習うんだねw

デッサンや空間表現が何たるかは、昔、付き合ってた彼女に教えてもらった

急にデッサンどうこう、空間表現どうこうって言われても、はぁ?って感じですよね。
中学の時の美術の先生が空間どうこうって言ってるのを聞いて「こいつ、食い詰めた哲学者みたいだな」とかディスってた僕ですが、
昔、絵描きを目指していた女性と交際をしていた時に、彼女の木炭デッサンを見て やっとこさ意味が理解出来ました。

空間がちゃんと表現された絵には、額の中にちゃんと空間があるんです。
空間がある絵は、額の中に手を入れて描かれた花瓶が掴めそうな絵なんです。

空間が実在するように見えるからこそ 空間表現なんです。

私の勘違いは、絵と写真は別物だと思ってた事。

カメラも画材だと思えば やってる事は一緒。
広角レンズだの望遠レンズだのも画材。
PLフィルターだのストロボだのも画材。

ブラウン野郎

突然ですが、まとまらなさそうなので説明を終わります

【後日談】覚醒後の俺

デッサン力の必要性に気づいた時には すでにデッサンの練習をする必要がなかった俺

だって、ピーンときちゃったし、
山写さんが卒業でいいって言ってるしなぁ・・・

この記事は、しむさんが主催している【1st Roll】カメクラが沼へ誘う Advent Calendar 2019というイベントに乗っかって書いてます。

単に大勢が日替わりで順番にブログを書いていくだけのイベントなんですが、ワイワイ感が楽しいというか、何というか。

昨日の担当はTomおじさん
ブログ記事は祖父のねを 初孫はつゆも 知らぬまま

祖父のカメラを発掘した男の物語。
Tomおじさんとは、あまり喋った事ないんだけど、けっこう前に見た「砂浜で彼女を撮った写真」がめっちゃ良すぎてよくよく覚えてる。

明日の担当はシュンスケさんです。
内容は明日にならないと分かりませんが、ブログは、山写さんも読んでるというコーラブログ

フジのカメラ周辺の検索キーワードを独占しているとかでドンと呼ばれてる人だけど、
私はフジにそんなに興味ないので、ちょい育児ノイローゼ気味のオッサンってイメージの方が強い。